相続した古家を高値で売るために準備すべき3つのこと

古い住まいだからこそ、一手間かけることで高い評価を引き出すポイントをご紹介します



はじめに
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相続で引き継いだ古家は、築年数の古さや傷みがある分だけ「売却価格が低くなるのでは」と不安を抱きがちです。しかし、適切な準備を行うことで、むしろ市場の注目を集め、高値売却への道を開くことができます。本記事では、相続した古家を売りに出す前に必ず取り組んでおきたい3つのポイントを、実務的な視点で詳しく解説します。

1.建物や敷地の第一印象を整える
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1-1. 外観・敷地周りの簡易クリーニング

長年手入れが行き届いていないと、荒れたイメージが購入検討者の心象を大きく損ねます。まずは以下の作業を行いましょう。

  • 草木の剪定・草刈り:敷地境界や駐車スペース周りに伸びた雑草を刈り、植栽も整える。
  • 外壁や屋根の簡易洗浄:高圧洗浄機をレンタルして、汚れやコケを落とす。プロに頼む場合もありますが、DIYできる範囲は自分で処理するとコストダウンに。
  • 雨樋や排水溝の清掃:落ち葉やゴミが詰まると水漏れ・腐食の原因になります。

1-2. 室内の見栄え向上

内覧時に「住めそうな雰囲気」が伝わることが重要です。大がかりなリフォームは不要でも、下記の手を加えると印象が格段にアップします。

  • クロスの貼り替え・補修:シミや破れは張り替え、汚れ程度であれば市販の補修シートで対応。
  • 床材のワックスがけ:フローリングなら汚れを落としてワックスをかけるだけでツヤが戻ります。
  • 照明器具の交換:暗い電球は明るいLEDに交換し、全体を明るく演出。

1-3. 臭気・湿気対策

古家特有の湿気臭やカビ臭があると、その家の資産価値は著しく下がります。

  • 除湿剤の設置:短期間でも効果的。湿気がひどい場合は除湿機を稼働。
  • 換気と消臭:重曹や炭を置いて臭いを吸着/アロマディフューザーでほのかな香り付け。

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2.権利関係・登記情報の整理と書類準備
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2-1. 相続登記の完了

相続後に対応が遅れると、登記名義が「被相続人のまま」のケースがあります。売却前には必ず相続登記を完了させ、所有者として売主になる必要があります。相続登記に必要な書類は主に以下です。

  • 被相続人の戸籍謄本一式(出生から死亡まで)
  • 相続人全員の戸籍謄本
  • 相続関係説明図(法務局で雛形あり)
  • 固定資産評価証明書

2-2. 土地測量図・公図の確認

古いままの公図では、道路境界や敷地面積に誤差がある場合があります。不動産会社に測量済み図面がないか確認し、必要に応じて簡易測量を行いましょう。境界があいまいだと、購入者がローン審査を通しづらくなることがあります。

2-3. 建築確認・増改築履歴の把握

無許可増改築があると、瑕疵(かし)として取引交渉が難航するケースがあります。過去の増改築履歴や建築確認済証、検査済証が揃っていれば、瑕疵担保責任の範囲を限定でき、売却後のトラブル防止にもつながります。

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3.相場把握と価格戦略の策定
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3-1. 複数社による机上査定と訪問査定の活用

相続した古家は立地や築年数、周辺環境によって相場が大きく分かれます。まずはインターネットを活用した机上査定を3社以上に依頼し、大まかな相場感をつかみます。
その後、実際に訪問査定を依頼して、劣化状況や周辺環境を踏まえた精緻な査定価格を確認しましょう。査定価格に大きな乖離がある場合は、査定根拠を詳しく聞き取り、価格調整の材料とします。

3-2. 売出価格と値下げ幅の設定

相場を踏まえつつ、売出価格は「希望額」と「現実的な成約価格」のバランスで決める必要があります。

  • 希望額+αの設定:交渉を想定して、相場より少し高めに設定し、値下げ交渉に対応できる余地を残す。
  • 上限・下限価格の明文化:共有相続の場合など、相続人間で最低売却価格を合意し、事前に書面化しておくとトラブル防止に有効です。

3-3. 販売活動のスケジュール調整

販売開始時期は、春や秋の不動産需要期を狙うのが基本です。ただし、空き家のまま放置すると劣化が進むため、メンテナンス費用との兼ね合いも考慮し、査定依頼から販売開始まで1~2カ月の余裕を持って計画しましょう。

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税務・法務面で留意すべきポイント
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  • 譲渡所得税の試算
    取得費不明の場合は概算取得費(売却価格×5%)で計算されるため、実際の取得費を可能な限り証明できる書類を集め、譲渡所得税額を抑制しましょう。
  • 相続税の取得費加算
    相続した不動産を売却すると、相続税の一部を取得費に加算できる特例があります。詳細は税理士に相談して、適用要件を満たしているか確認すると節税効果が得られます。
  • 瑕疵担保責任の軽減
    物件状況報告書で既存の瑕疵を告知し、契約書に特約条項を設けることで、売却後の責任範囲を限定できます。

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おわりに
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相続した古家を高値で売却するには、見た目の印象を磨くだけでなく、権利関係や法的手続きを整え、相場を正確に把握したうえで、戦略的に価格を設定することが鍵となります。これら3つの準備を着実に進めることで、購入検討者に安心感を与え、スムーズな交渉・成約につなげることが可能です。筑西市で古家の売却をお考えの方は、まず本記事で紹介したステップを整理し、準備をはじめてみてください。高値売却への第一歩は、計画的な下ごしらえから始まります。

 

ひがの製菓株式会社 不動産部


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小林信彦

部署:不動産部

資格:宅地建物取引主任者 二級建築士

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