机上査定で損しない!空き家を高く売るための現地査定活用術

筑西市での不動産売却ならひがの製菓(株)不動産部へ



はじめに

離婚を機に、夫婦共有で所有してきた家を売却する必要が生じる場面は珍しくありません。しかし、共有名義の不動産売却には、単独所有とは異なる法律的・実務的な手続きや注意点が多く、「どこから手をつければいいのか分からない」「トラブルなくスムーズに売却できるか不安」と感じる方も少なくないでしょう。本記事では、共有不動産売却の基本的な流れとポイントを、査定前から契約後までステップごとに解説していきます。


共有名義不動産の基本と注意点

共有持分とは何か
共有名義とは、複数人が同一不動産を「持分」として分割所有している状態です。たとえば夫婦共有の場合、所有権を2分の1ずつ分け合う形になります。この状態では、売却や賃貸、増改築などの重要な行為は、原則として全員の同意が必要とされます。

トラブル発生のリスク
共有者の一方が売却に同意しない場合、個別に売却したい持分だけを第三者に売ることも可能ですが、実際の不動産全体の売却が困難になり、資産価値が下がってしまうこともあります。また、離婚時には感情的な対立から話し合いが難航し、売却手続きが長引くケースがあるため、早めに専門家へ相談することが大切です。


ステップ1:まずは不動産査定を依頼する

複数社からの査定を比較する
共有不動産の売却価格を把握するためには、信頼できる不動産会社へ査定を依頼しましょう。査定方法には「机上査定」と「訪問査定」があり、机上査定は資料の提出だけで相場価格を把握できる一方、訪問査定は実際の建物状態や周辺環境を踏まえたより精度の高い評価が得られます。最低でも3社程度から相見積もりを取り、査定根拠や担当者の対応を比較検討してください。

共有者全員の同意確認
査定依頼の段階でも、共有者全員の同意を得る必要があります。離婚調停中の場合は、家庭裁判所で共有持分の処分許可を得る方法もありますので、弁護士や司法書士へ早めに相談しましょう。


ステップ2:共有持分の整理と権利関係の解消

任意売却と競売回避
共有者全員が売却に合意できる場合は、任意売却で進めるのが最適です。合意が得られない場合でも、一部持分だけを売却することで現金化は可能ですが、買い手は不動産全体を利用できないリスクを嫌い、価格が大きく下落することがあります。離婚と同時に売却を決めるなら、できるだけ早期に話し合いを行い、合意形成を図ってください。

家庭裁判所の共有物分割請求
共有者間で意見がまとまらないときは、家庭裁判所に「共有物分割請求」を申し立てる手段があります。裁判所が介入し、不動産を売却して分配するという判決を下すことで、強制的に売却に踏み切ることが可能です。ただし、手続きに数か月から1年以上かかる場合もあるため、任意の合意形成ができないときの最終手段と考えましょう。


ステップ3:媒介契約の締結と販売活動

媒介契約の種類と選び方
不動産会社と結ぶ媒介契約には「専属専任媒介」「専任媒介」「一般媒介」の3種類があります。

  • 専属専任媒介:1社にしか仲介を依頼できず、自分で買主を見つけることも禁止。
  • 専任媒介:1社だけへ依頼しつつ、自分で買主を探すことは可能。
  • 一般媒介:複数社に依頼でき、自分でも売却活動ができる。

共有者間で情報の一元管理やスムーズな連絡調整を重視するなら、専任媒介がバランス良くおすすめです。

広告・内覧対応のポイント
広告では「共有持分あり」「離婚による売却」などのネガティブワードは避け、物件の魅力を前面に押し出しましょう。内覧時は、離婚というデリケートな事情を買主へ伝える必要はありません。不動産会社の担当者へ一任し、共有者双方が同席せずに対応する方法もあります。


ステップ4:売買契約の締結と引き渡し

重要事項説明と契約書の確認
買主に対して不動産会社が行う重要事項説明では、共有名義であることや境界明示、抵当権設定状況などを正確に開示します。契約書締結時には価格、引き渡し日、手付金や残代金支払い方法などを詳細に確認し、共有者全員の署名・押印が必要です。

確定測量・境界確認
境界が不明確な場合はトラブルを避けるため、事前に測量を行い、境界確定の合意を得ておくと安心です。費用負担は共有者で折半するのが一般的ですが、協議が難しい場合は家庭裁判所の調停を利用しましょう。


トラブル回避のポイント

  1. 早期に専門家へ相談
    離婚協議が長期化し、売却時期が遅れると、固定資産税や維持管理費の負担が重くなります。弁護士・司法書士・不動産会社の専門チームに早めに相談し、ロードマップを作っておくことが大切です。
  2. 感情的対立を避ける工夫
    売却価格や分配金額をめぐる争いはトラブルの火種です。感情的になりやすい場面は、第三者を交えて話し合う、あるいは契約書上の条件を明確化するなど、冷静な交渉環境を整えましょう。
  3. 税務面の対応も忘れずに
    売却益が発生した場合、譲渡所得税の申告・納付が必要です。譲渡所得の計算には「取得費」「譲渡費用」を控除できるため、領収書や購入時の資料は大切に保管してください。

まとめ

離婚に伴う共有不動産の売却は、単独所有の売却以上に法律的・実務的手続きや調整が必要です。共有者全員の合意形成から査定、媒介契約、販売活動、契約締結、引き渡し、税務申告まで、一つひとつのステップを丁寧に進めることで、トラブルを最小限に抑えながらスムーズに手続きを完了できます。感情的な対立を避けるためにも、早期に専門家へ相談し、計画的に売却を進めていきましょう。

 

ひがの製菓株式会社 不動産部


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小林信彦

部署:不動産部

資格:宅地建物取引主任者 二級建築士

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