2025-06-26

築年数の経過した住宅、いわゆる「古家(ふるや)」を売りたいと思っても、「傷んでいる箇所が多くて買い手がつかないのでは…」「相場が安く見積もられてしまいそう…」など、不安や疑問を抱えがちです。しかし、適切な手順を踏み、信頼できる不動産会社と連携することで、古家でもできる限り高い価格で売却することは十分に可能です。本記事では、筑西市を拠点に不動産売却をサポートする「ひがの製菓(株)不動産部」が、古家を高く売るために押さえておきたいポイントや、売却時に必ず相談すべき要点を余すところなく解説します。あくまでも一般的なノウハウや注意点にフォーカスした内容となっています。
1. 事前準備が肝心!古家売却前にやるべきチェック項目
1-1. 建物の劣化状況を把握する
まずは自分が所有する古家の現状を正確に把握しましょう。壁のひび割れ、雨漏りやシロアリ被害、給排水設備の老朽化など、築年数が経過した住宅にはさまざまな劣化リスクが潜んでいます。以下のポイントを中心にチェックを行い、必要に応じて改善や修繕を検討しましょう。
こうした劣化状況を把握することで、売却活動時の価格査定において「瑕疵(かし)担保責任」を回避したり、売主自ら「事前に把握している劣化箇所」として説明できるため、買い手とのトラブルを未然に防げます。内覧時に想定外の欠陥が発覚して売買契約が白紙に戻るリスクも軽減されるため、まずは正確な劣化状況の把握を第一に考えましょう。
2. 古家を高く売るためのポイント
2-1. 適正価格の見極め:相場調査とプロ査定の活用
古家の価値は、単に築年数や延床面積だけで決まるものではありません。立地条件や周辺環境、建物の構造(木造か鉄骨造かなど)、建築構法(在来工法か2×4工法か)、さらに土地の形状や法令上の制限(建ぺい率、容積率、景観条例など)まで、多岐にわたる要素が影響します。まずは以下のプロセスで適正価格を見極めましょう。
2-2. 最小限のリフォームで印象をアップ
古家だからといって必ずしも全改装が必要なわけではありません。買い手に「住みたい」と思ってもらうためには、最小限でも以下のポイントを押さえたリフォームやクリーニングを検討すると効果的です。
2-3. 不動産会社選びで変わる集客力と交渉力
不動産会社によって、集客力はもちろん、交渉力や提案力には大きな差があります。高く売るためには、以下の観点で会社選びを行いましょう。
2-4. 売却方法を適切に選ぶ:媒介契約の種類と売却スタイル
不動産売却では、一般媒介契約・専任媒介契約・専属専任媒介契約の3種類があります。古家を売却する際は、それぞれの特徴を理解したうえで、最適な契約スタイルを選びましょう。
いずれの媒介契約を選ぶにしても、契約前には契約条件(契約期間や広告活動方針、契約解除の条件など)をしっかりと確認し、書面で確認することが重要です。特に古家は売却までに時間がかかるケースが想定されるため、契約期間の延長や解除条件を把握し、円滑に進められるように備えておきましょう。
3. 価格交渉と売買契約のポイント
3-1. 買い手側のニーズを把握する
古家を購入する買い手には、主に以下のようなニーズが考えられます。
買い手のニーズを把握したうえで、どの層をターゲットにするかを明確化し、広告内容や価格設定、内覧時の説明ポイントを戦略的に組み立てましょう。
3-2. 価格交渉で失敗しないための心得
古家売却において価格交渉で失敗しないためには、以下のポイントを押さえることが大切です。
4. 古家売却に伴う税金・費用の把握
4-1. 売却時にかかる主な費用
古家を売却する際、売主は以下のような費用負担が発生します。価格交渉の際に「手取り額」を想定しやすくするため、事前に確認しておきましょう。
4-2. 譲渡所得税の仕組みと軽減措置
住宅を売却して利益(譲渡所得)が発生した場合、譲渡所得税が課税されます。譲渡所得は以下の式で計算され、さらに税率は「短期譲渡所得(所有期間5年以下)」「長期譲渡所得(所有期間5年超)」で大きく異なります。
譲渡所得 = 売却価格 -(取得費+譲渡費用+特別控除額)
たとえば、築30年の実家を相続して既に15年自分が住んでおらず、その後は賃貸にも出していない場合などでは、「居住用財産の3,000万円控除」が適用されないケースがあります。しかし、自宅として住んでいた期間が短くとも、相続取得後に賃貸として貸し出していた場合など、譲渡所得税を軽減できる特例(居住用以外の事業用財産の特例など)を利用できる可能性があります。
譲渡所得税は数百万円単位の金額に影響するため、売却前に税理士または不動産会社の税務担当者としっかり相談し、節税対策を講じましょう。
5. 登記・法的手続きの確認
5-1. 名義や権利関係の整理
古家を売却する際、登記上の名義や権利関係が複雑になっているケースがあります。以下の点を必ずチェックしましょう。
5-2. 建築制限や法令上の制約を把握する
築年数が長い古家の場合、建築当時の法令に基づいて建築確認申請や検査済証の取得が行われていないことがあります。売買後に再建築やリフォームを検討する買い手にとっては、法令上の制約が大きなリスクになるため、以下の点を確認しましょう。
6. 内覧時のポイントと見せ方
6-1. 空き家・荷物撤去の徹底
古家を売りに出す際、残置物や家財道具が放置されたままだと内覧者に「手入れされていない印象」を与え、かえってマイナス評価となります。以下の対策を行い、内覧時にはできるだけスッキリした室内を見せましょう。
6-2. 内覧時の案内・説明を徹底する
内覧時には、買い手が疑問に思いそうな点を先回りして説明できると安心感が生まれます。できる限り売主自身も同行し、物件の良い点・注意点を正直に説明しましょう。
7. トラブルを防ぐための注意点
7-1. 瑕疵担保責任の範囲と免責交渉
古家売却において最もトラブルになりやすいのが、契約後に発覚した欠陥(瑕疵)についての責任範囲です。瑕疵担保責任とは、売買契約後に発見された建物の隠れた欠陥について、売主が一定期間、補修や損害賠償に応じる法的義務を指します。築年数が経過した古家では、以下の点に留意し、適切に交渉・契約書の特約を設定しましょう。
7-2. 行政手続き・近隣トラブルのリスク回避
古家売却後、買い手が増改築を計画した際に「再建築不可」「法令違反建築」に気づき、トラブルになるケースがあります。売主としては、以下の点を確認し、問題点を早期に解消または説明しておくことが重要です。
8. 相続物件としての古家売却の注意点
8-1. 相続登記と遺産分割協議
親や祖父母から相続した古家を売却する場合、相続登記が済んでいなかったり、複数の相続人間で遺産分割協議が完了していないケースがあります。相続物件の売却時には以下の点を必ず押さえましょう。
8-2. 共有持分の売却と共有解消
相続で古家を共有持分として取得した場合、共有者全員の同意を得なければ物件全体を売却できないケースが生じます。共有状態にある古家を売却する際は、以下の点を検討しましょう。
9. まとめ:古家売却成功のカギは「準備」と「相談」
築年数が経過した古家をできるだけ高く、かつトラブルなく売却するためには、一朝一夕では成し遂げられません。以下のポイントを押さえて、しっかりと準備・相談を進めましょう。
これらのポイントを念頭に置きながら、筑西市で古家を売却する際は、地域の事情を熟知した「ひがの製菓(株)不動産部」にぜひご相談ください。経験豊富なスタッフが、物件の個別状況に合わせた売却プランを提案し、適正価格での売却をサポートいたします。大切な資産を失敗なく、できるだけ高く売却できるよう、何でもお気軽にご相談ください。
部署:不動産部
資格:宅地建物取引主任者 二級建築士
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