家売るときの失敗しない秘訣と不動産査定のポイント

後悔しない売却を実現するための準備と見極め術



はじめに

 

家を売るときは、人生でも大きな決断のひとつです。相続した実家、住み替えを機に手放すマイホーム、投資用物件の売却など、その背景や目的はさまざま。しかし、売り出し価格の設定や査定の方法を誤ると、売却に時間がかかったり、思った以上に安い金額で取引が成立してしまったりといった失敗リスクが高まります。

 

本記事では、筑西市を中心に不動産売却をサポートする「ひがの製菓株式会社不動産部」がお伝えする“失敗しない家売却の秘訣”と、“適正な査定を得るためのポイント”を詳しく解説します。具体的な事例紹介ではなく、これから売却を検討される方が押さえておきたい基本から応用までを網羅しています。

 

1.売却前の準備ステップ

 

1-1. 目的とタイミングの整理

売却の動機(資金の確保、住み替え、相続税対策など)を明確に。市場の繁忙期(36月、911月)や地元の土地利用計画も確認し、最適な売り出し時期を選びましょう。

 

1-2. 建物・設備の現状把握

築年数、構造、設備更新の履歴や瑕疵(雨漏り、シロアリ被害など)の有無をチェック。修繕やクリーニングで資産価値を底上げできるポイントをリスト化します。

 

1-3. 法務・権利関係の整理

登記事項証明書や権利証、共有名義や抵当権設定の有無を確認。相続登記や名義変更など未整備の手続きは、売却後のトラブル防止のためにも早めに対応しましょう。

 

2.不動産査定の基礎知識

 

2-1. 査定方法の種類

簡易査定(机上査定): 主に周辺の取引事例や公示地価、路線価をもとにおおまかな価格を算出。コストや手間は少ないが、精度は限定的。

専門査定(訪問査定): 担当者が現地を調査し、土地形状、建物状態、日当たり、周辺環境などを総合的に評価。具体的な価格帯の提案が可能。

 

2-2. 複数査定の重要性

一社だけの査定に頼らず、複数の不動産会社から相見積もりを取ることで、査定価格のバラつきや見積もり根拠の確認につながります。

 

3.査定のコツとポイント

 

3-1. 取引事例を自分で調べる

自治体が公開している土地取引履歴やレインズの一部公開情報を活用し、周辺の実際の売買価格帯を調べておきましょう。

 

3-2. マンション・戸建てそれぞれの注意点

戸建て: 再建築可能か、接道義務を満たしているか、敷地の形状や傾斜を確認。

マンション: 管理組合の財務状況、修繕積立金の残高や予定、管理費の推移を把握。

 

3-3. 独自のプラス要素、マイナス要素を整理

付加価値(リフォーム履歴、ホームインスペクション実施、太陽光パネル設置など)やマイナスポイント(道路の狭さ、周辺騒音など)を一覧化し、査定時に正確に伝えられるよう準備します。

 

4.販売価格の決め方

 

4-1. 希望価格と相場価格のすり合わせ

査定価格をベースに、売主さまの希望最低価格とターゲット層を考慮して、適正な販売価格帯(価格レンジ)を設定します。

 

4-2. 価格交渉の余裕を残す

掲載価格に対して510%程度の値下げ余地を見込むことで、実際の交渉を円滑に進めることが可能です。

 

5.仲介会社選びのポイント

 

5-1. 地域密着型か大手ネットワーク重視か

筑西市エリアでの実績や地元企業とのネットワーク重視なら地域密着型、広域顧客を見込むなら大手のポータル広告力を比較検討しましょう。

 

5-2. 手数料と契約条件の確認

媒介契約の種類(専属専任媒介、専任媒介、一般媒介)によって広告手法や報告頻度が異なります。手数料率や契約期間・解除条件を細かく確認しましょう。

 

6.物件魅力アップ術

 

6-1. 内覧前の簡易美装

専門のクリーニング業者によるハウスクリーニングや庭木の剪定で第一印象を向上させます。

 

6-2. 写真・動画・360度パノラマの効果的活用

物件の強みを強調できるアングルを厳選し、オンライン内覧に対応できるコンテンツを用意します。

 

6-3. リフォーム・リノベーションの検討

小規模な水まわり交換や壁クロス張り替えなど、費用対効果が高い箇所に重点投資しましょう。

 

7.契約から引き渡しまでの注意点

 

7-1. 契約書の重要事項説明の受け取り

宅地建物取引士による重要事項説明は対面だけでなく、書面やオンラインでも可能です。内容に不明点がある場合は必ず確認を。

 

7-2. 手付金・中間金の扱い

契約成立後は手付金、中間金、残代金の支払いタイミングをスケジュール化し、期日を遵守できるよう準備します。

 

7-3. 引き渡し前の立会い・設備動作確認

引き渡し当日に不具合がないよう、事前に給排水・電気・ガスなどの設備動作を確認しましょう。

 

8.税務・諸費用の確認

 

8-1. 譲渡所得税・住民税の見込み額

売却価格から取得費・譲渡費用を差し引いた利益に対して課税されます。長期所有(5年超)か短期所有(5年以下)かで税率が変動します。

 

8-2. 印紙税・登録免許税・司法書士報酬

契約書に貼付する印紙代や、登記変更の際の登録免許税、登記を司法書士に依頼する場合の報酬をあらかじめ把握しておきましょう。

 

8-3. 仲介手数料の支払い時期と額

売買契約成立後、物件価格に対して定められた率(最大3%+6万円+消費税)で算出された仲介手数料が必要です。

 

9.トラブル回避のために

 

9-1. 瑕疵担保責任の範囲明確化

契約書における瑕疵担保期間や範囲を明確に定め、売主・買主の義務を整理しておきます。

 

9-2. クーリングオフや解除条件

一般媒介ではクーリングオフの対象外になる場合があります。解除条件や違約金について契約前に確認を。

 

9-3. 近隣トラブル対策

境界確認や境界標の設置状況を事前にチェックし、売主・買主いずれの責任範囲かを整理すると安心です。

 

おわりに

 

家を売るときの失敗を防ぐには、準備段階での情報収集と、査定・契約におけるポイントをしっかり押さえることが不可欠です。ひがの製菓株式会社不動産部では、筑西市エリアの特性に精通したスタッフが、査定から契約、引き渡しまでワンストップでサポートいたします。まずはお気軽にお問い合わせください。

 

ひがの製菓株式会社 不動産部


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小林信彦

部署:不動産部

資格:宅地建物取引主任者 二級建築士

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