空き地の相続後、放置するとどうなる?不動産売却の進め方

〜相続した土地をムダにせず、負担を軽減するためのポイント〜



はじめに

ご親族から空き地を相続されたものの、何年も手を付けずにそのまま放置してはいませんか?茨城県筑西市を拠点とする「ひがの製菓(株)不動産部」では、空き地をそのままにしておくことで生じる様々なリスクと、スムーズに売却を進めるための手順をご紹介します。相続した土地は、大切な資産であると同時に、放置すれば思わぬ負担やトラブルの原因にもなります。まずは「なぜ売却が望ましいのか」を理解し、その後「どのように売却を進めるか」を押さえていきましょう。

 

放置による負担とリスク

1. 固定資産税・都市計画税の負担増加

所有する土地には、必ず毎年固定資産税・都市計画税が課せられます。空き地で利用の予定がなければ、特例措置の適用も受けられず、税額が軽減されないケースも。放置を続ければ期間が長引くほど納税負担がかさみ、相続人同士の負担割合でトラブルに発展する恐れもあります。

 

2. 管理コストの発生

草刈りや雑木の伐採、境界杭の確認など、土地の維持管理には思いのほかコストと手間がかかります。業者に依頼すれば年数万円から十数万円の維持費が発生し、手作業で対応すれば時間や労力が必要です。放置して荒れ地になると、さらに雑草が生い茂り管理が難しくなります。

 

3. 不法投棄や事故の可能性

管理が行き届かない空き地は、不法投棄の温床になりやすく、処分費用や近隣トラブルの原因に。また、倒木や擁壁の崩落、雑草による火災など、第三者の損害・事故につながれば所有者責任を問われる可能性もあります。思わぬ損害賠償リスクを避けるためにも、早めの対処が必要です。

 

空き地売却のメリット

無駄なコストの解消

毎年かかる固定資産税・管理費用をゼロにできます。

 

現金化による資産の流動化

相続資産を現金化すれば、他の相続人への分配や借入金の返済などに充当でき、資産運用の幅が広がります。

 

トラブル防止

管理責任から解放され、不法投棄や近隣トラブルのリスクを回避できます。

 

不動産売却の進め方

1. 土地の現状確認・境界確定

まずは土地の現況を正確に把握しましょう。境界が不明瞭な場合は、測量士による測量・境界確定を行い、登記簿と現況を一致させます。隣地との境界争いを未然に防ぎ、売却時の査定精度を高める基礎作業です。

 

2. 価格査定の依頼

複数の不動産会社に査定を依頼し、土地の適正価格を把握します。地形、法令制限(土地利用の制限)、周辺環境(アクセス、商業施設の有無)など、多角的に評価することが大切です。当社「ひがの製菓(株)不動産部」では、筑西市内の相場に精通した経験豊富なスタッフが、無料で査定を承っています。

 

3. 売却活動の開始

査定額に納得できたら、媒介契約(一般媒介・専任媒介・専属専任媒介)を締結し、売却活動をスタート!不動産ポータルサイトへの掲載、現地案内会(オープンハウス)など、買主候補へのアプローチを行います。空き地の場合、活用例(駐車場、家庭菜園、資材置き場など)を提案することで、買主のイメージを喚起しやすくなります。

 

4. 売買契約の締結

買主が見つかったら、条件(価格、引き渡し時期、付帯設備の扱いなど)をすり合わせ、売買契約を締結します。契約不適合責任(旧・瑕疵担保責任)や手付金、違約時の扱いなど、トラブルを避けるため細部まで確認しましょう。

 

5. 引き渡しと決済

代金決済(残代金の受領)と同時に、所有権移転登記を行い、鍵や書類の引き渡しで取引完了。司法書士への委任や、必要書類の準備は不動産会社がサポートしますので安心です。

 

売却時の注意点

税務上の留意点

譲渡所得税や住民税の計算では「取得費」が重要です。相続による取得の場合は「相続税評価額の取得費加算」の特例が利用できるケースもありますので、税務署や税理士への相談をおすすめします。

 

登記・法令手続き

地目変更や分筆登記が必要な場合は手続きに時間がかかることがあります。特に農地転用には農業委員会の許可が必要なため、売却スケジュールに余裕を持って準備しましょう。

 

売却価格の設定

相場より高すぎる価格は売れ残りのリスク、低すぎる価格は損失につながります。市場動向を踏まえた適正価格設定が重要です。定期的な価格見直しや、キャンペーンの活用も検討しましょう。

 

まとめ

相続した空き地を放置すると、税負担や管理コスト、不法投棄など多くのリスクが生じます。一方で、早期に売却を進めれば無駄な負担をなくし、資産を有効活用できます。まずは土地の現状把握と査定依頼からスタートし、専門家のサポートを受けながらスムーズに売却活動を進めましょう。

筑西市で空き地の売却をご検討中の方は、ぜひ「ひがの製菓(株)不動産部」までお気軽にお問い合わせください。専門のスタッフが無料査定から手続きまで丁寧にサポートいたします。

 

ひがの製菓株式会社 不動産部


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小林信彦

部署:不動産部

資格:宅地建物取引主任者 二級建築士

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