相続不動産売却、机上査定と実地査定の違いとは?

正確な売却価格を知るために知っておきたい査定方法の違い



相続で不動産を受け継ぐと、家族の思い出や感謝とともに、維持管理や税金といった現実的な問題も伴います。そのため、不動産の売却を検討する方も少なくありません。筑西市に拠点を構える「ひがの製菓(株)不動産部」は、地元に根ざした知識と実績を活かして、不動産売却をサポートしています。不動産売却の第一歩は、売却価格の目安を知るための「査定」です。査定には「机上査定」と「実地査定」の2種類がありますが、それぞれの違いや特徴を理解することで、売却の計画をスムーズに進められるでしょう。

 

今回は、この2つの査定方法について詳しく解説いたします。

 

 机上査定とは?

 

机上査定(きじょうさてい)は、現地を訪れずにデータのみを基に不動産の価値を査定する方法です。おおよその相場感をつかむ際に利用されることが多く、一般的に以下の情報をもとに価格を算出します。

 

1. 土地や建物の広さ

2. 築年数

3. 最寄りの駅や商業施設へのアクセス

4. 周辺エリアの過去の取引データ

5. 公示地価や路線価

 

これらの情報を基に、売却を予定している不動産の価値を算出します。机上査定は、主に簡易査定とも呼ばれることがあり、依頼から数日以内に査定結果を受け取ることができます。そのため、手軽でスピーディーな方法として多くの方に利用されています。

 

 机上査定のメリットとデメリット

 

机上査定には以下のようなメリットとデメリットがあります。

 

メリット:

 

- スピード感がある 

  物件情報をもとにデータを確認するだけなので、査定結果が短期間で得られます。

 

- 手間がかからない 

  現地調査が不要で、インターネットや電話だけで依頼が完了するため、忙しい方や相場の目安をすぐに知りたい方に適しています。

 

デメリット:

 

- 正確性が低い 

  データに基づく算出のみのため、物件の個別の特徴や具体的な条件(状態、環境など)が反映されにくく、実際の売却価格と大きな差が生じることがあります。

 

- 現場の状況が考慮されない 

  建物の劣化具合や周囲の変化(道路工事や建物建設状況など)は反映されないため、正確な査定には不十分なことが多いです。

 

机上査定は相場を知る目的に適していますが、最終的な売却価格の参考には慎重な判断が必要です。

 

 実地査定とは?

 

実地査定(じっちさてい)は、不動産会社の担当者が現地に足を運び、物件の状況を詳細に調査した上で査定価格を算出する方法です。机上査定と比較すると、現場での実際の情報を反映した、より正確な価格が算出される点が特徴です。具体的には、以下の点が考慮されます。

 

1. 物件の外観や内装の状態 

   建物の老朽化やリフォームの有無など、実際の状態を確認します。

  

2. 周囲の環境 

   周辺道路の交通量や隣接する施設の状態など、生活環境や治安も含めて評価されます。

 

3. 日当たりや風通し 

   建物の日照条件や通気性は、生活の快適さに影響するため、査定においても重要な要素です。

 

4. 土地の形状や傾斜 

   敷地の形状や地面の高さなど、建築上の制約がないかも確認されます。

 

5. 近隣の状況や将来的な価値の見込み 

   将来的に開発が進むエリアでは、価値が上昇する可能性があるため、そのような要素も考慮されます。

 

 実地査定のメリットとデメリット

 

実地査定には、以下のようなメリットとデメリットがあります。

 

メリット:

 

- 正確な価格が算出されやすい 

  現地の具体的な情報を反映できるため、実際の売却価格に近い査定結果が得られます。

 

- 物件の特徴が考慮される 

  建物の状態や周囲の環境など、物件の個性が価格に反映されやすいため、買い手にとっても有益な情報となります。

 

デメリット:

 

- 時間がかかる 

  現地調査が必要なため、依頼から査定完了までに1週間以上かかることもあります。

 

- 立ち会いが必要になることが多い 

  売主や家族の方が立ち会いを求められる場合があり、スケジュール調整が必要になります。

 

実地査定は、売却価格の正確性を求める方におすすめですが、時間や手間がかかる点を考慮する必要があります。

 

 机上査定と実地査定、どちらを選ぶべきか?

 

相続不動産を売却する際に、まず机上査定でおおよその価格帯を把握し、その後、具体的な売却計画が固まってきた段階で実地査定を依頼する流れが一般的です。これにより、売却に関する方針を早期に立てやすく、売却を急いでいる場合でも一時的に目安価格を確認することができます。

 

ただし、最終的な売却価格は実地査定を経て判断するのが安心です。不動産の売却には高額な取引が伴うため、少しのズレが大きな影響を及ぼすこともあります。精度を求める場合は、「ひがの製菓(株)不動産部」のように、地元に精通した不動産会社に相談し、現地の状況や今後の市場の動向も含めて判断を仰ぐのが得策です。

 

 まとめ

 

相続不動産の売却を検討する際は、まず机上査定で相場を把握し、実際の売却時には実地査定で正確な価格を確認するという流れが一般的です。筑西市を中心に実績を持つ「ひがの製菓(株)不動産部」は、地元の特性を熟知しており、正確な査定や売却のサポートを提供しています。不動産の売却は人生の大きな決断のひとつですが、専門家のアドバイスを受けることで、安心して取引を進められるでしょう。

 

不動産売却の査定でお悩みの際は、ぜひ「ひがの製菓(株)不動産部」にご相談ください。

 

ひがの製菓株式会社 不動産部


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部署:不動産部

資格:宅地建物取引主任者 二級建築士

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